水について
水が真ん中に流れる
体のなかに
心地よい波紋が広がる。
胸の奥底にある水脈の
確かな存在を感じる。
”私”に還る呼び水を。
白州の水を抱いて、今日も。

水を生かした醸造
七賢の酒は、飲む際にグラスを軽く回すと、まろみを帯びた酒が表面をゆっくりと伝います。これこそが白州の水である証。甲斐駒ヶ岳の花崗岩によって適度にミネラルを含んだ水は、滑らかで、角のない優しさが舌に残ります。七賢が掲げているのは、「地元白州の水を体現できる酒」。人の手で作り出すことができない偉大な天然水こそ、酒造りの真ん中に据えるべきと考え、試作を重ね、吟醸造りの原酒仕立て手法を確立しています。

水との出会い
1750年(寛延3年)、信州高遠で代々酒造業を営んでいた北原家より分家した初代・北原伊兵衛が白州の水に惚れこみ、甲州街道台ヶ原の地で酒造業を開始したのが七賢の始まりです。以来300年間、一貫して地の水をいかした酒造りを行っています。「七賢」の名の由来は、1835年(天保6年)に、母屋の竣工祝に、高遠城主・内藤駿河守より「竹林の七賢人」の欄間一対をいただいたことから。文化財として、今もなお母屋に残っています。

水をくれる山
蔵からも仰ぎ見ることのできる、甲斐駒ヶ岳。七賢の味の決め手となる仕込み水は、この山の伏流水です。甲斐駒ヶ岳は、マグマが地下で固まってできた花崗岩が100万年以上もの歳月をかけて持ち上げられたことで生まれた山。降り注いだ雪が地中深くに染みこみ、27年ほどの年月をかけて何層もの花崗岩に磨かれることで、清らかな水が生まれます。

水こそ鮮度
水を大事にする七賢の酒は、搾りたての酒こそが最高の状態であると考えています。仕込み水は、醸造蔵内から湧き出る天然水をそのまま使用。麹づくりと醪(もろみ)の発酵には丁寧に時間をかけて十分に香りを引き出す一方で、搾った酒はすぐに瓶詰めを。最低限の処理のみにすることで、できたての酒の香りと鮮度を逃しません。瑞々しさにあふれ、ジューシーな吟醸香を堪能できる一本へと仕上げます。

水と米
白州の水を感じる酒にすべく、酒米においても、水源を同じくする北杜市産の米を中心に使用しています。地元農家と共に、七賢の酒質に相応しい味となるように高めた酒米です。白州の水を尊重する者同士の絆によって、高品質な酒米造りに取り組んでいます。
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